
まさか当店のホームページを作ることになるとは思っていませんでした。
ホームページを立ち上げても、検索サイトに上位表示されなければ、表示されることももなく、見られることがなければお金をかけて作成する意味もない。
自社サーバーを借りて、独自ドメイン(itoshima-amour.com)を取得して、自社HPを維持していく意味がどこにあるのか、そんな風にずっと考えていました。
自社のホームページは、例えるならば『太平洋に浮かぶ小舟』で救援を待っても上空から探すのも大変といわれます。
少し前までは、デパート型といわれるあるネット上の電子モールサイトでホームページを出していました。著名な電子モールでは、電子モール自体はアクセスがありますが、そのサイト上では結局、表示を競わされることになります。
インターネット上にお金をかけてホームページを作ること自体には意味がないのか。
現代のなんでも検索時代においては、ネット上にホームページがないのも存在自体がないものと同じ。ネット上でもお店(ホームページ)は絶対必要な時代。
ではどうするか。
GoogleマイビジネスやSNS、無料の飲食店サイトでの自社ページだけでも十分な気もします。
それでも自社のHPを立ち上げた理由。
GoogleマイビジネスやSNS、他の飲食店サイトでもよかったのですが、結局そのサイトの方針でどうにでもなってしまいます。またメディアやサービスの上に乗っているとそこに引きずられてしぼんでしまいます。
例えば「ぐるなび」さんはここ10年で影響力をすっかり落としています。
いまや飲食店サイト自体も全体的に勢いがなくなり、SNSへシフトしつつある。SNSも時代の大きなうねりがあり、その都度、新しいSNSへ乗り換えていく必要があります。
一方で飲食店を経営しながら、自社メディアを維持していくことはなかなか至難の技。料理の味だけで勝負したいですが、やはり営業も大切。
これが自社のHPを立ち上げた理由です。
時代の流れ、流行りはありますし、これからも新しいネット上のサービスが現れることになるでしょうが、すくなくともリンクを貼れれば、自社のコンテンツが財産になる場所をネット上に築いておけば、見てもらえる機会は増やしていけるはずです。
飲食店の経営者として、当店シェフのつくる料理やくるとぎの空間をなんとしても必要としている方、忘れてしまっている方に届ける必要があるんですね。
このコロナ禍で影響を受けていない飲食店はありません。どこまで継続していけるのかわかりませんが、なんとしてもお客様に当店の思いを伝えるメディアとして、このホームページも継続されていく所存です。
糸島レストランAMOUR(アムール) オーナー
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